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【芒(すすき)】 2018年10月(第100回)

毎月様々な風景写真を届けて下さるK様の
作品展示が、今月で100回を迎えました。
K様の作品は院内のロビーや廊下等に展示して
おりますが、患者さんやご家族の方々からよく
「毎月楽しみにしています」とのお声がかかります。
長年に渡り、病院へ来られる方々の気持ちを
和ませて頂き、本当にありがとうございます。
K様の心温まるご厚意に、スタッフ一同深く
感謝しております。
それでは、記念すべき100回目の作品をご紹介します。

 


芒01

秋風に白い穂をなびかせる「すすき」は風情があります。
薄、尾花、などと俳句の秋の季語として多く詠まれています。
今月はこの拙い写真展示が100回を迎えました。
高齢の私には《余生いま風のままなる芒かな(福本徳恵氏の句)》
の心境で、過去に撮影した芒の写真を中心に秋の風物を
加えて展示しました。

 


芒02

金沢の友人からの鳥の写真です。(2枚)

 

ツグミ(鶇)、シベリア東部で繁殖し、秋、大群で飛来。
日本には約20種。

 


芒03

モズ(鵙、百舌)、雌雄別々に縄張りをつくる。
百舌鳥の速贄(はやにえ)。

 


芒04

アメリカ・テキサスでの(芒?)パンパスグラスです。
テキサスにも秋はあります。

 


芒05

「芒の穂稜線を撫(な)づ銀の風」

夕焼けと芒ですが、こちらはすすき色のままです。

 


芒06

「一山を軽く持ち上げ花芒」

夕焼けに映える芒、すすきも燃えて秋たけなわでしょうか。

 


芒07

「信濃路の旅の話や実むらさき」

軽井沢であった「ムラサキシキブの実」です。

 


芒08

「柴(し)折戸(おりど)の開くこともなし草の花」

外来種の嫌われセイタカアワダチソウ、すっかり定着秋景色に。

 


芒09

「風一夜大空秋の色となり」

印旛沼の畔(ほとり)で撮影した初秋のすすき、「秋空と芒」
秋の始まりです。

 


芒10

「振り向けば真後ろに立つ秋の影」

「夕空の芒」遠景2題(1)

 


芒11

「里山の夕日の中を秋が行く」

遠景2題(2)

 


芒12

行きつけのバーでワインを…、秋の夜長の風景でしょうか?

ご自身で撮られた写真にコメントや俳句を添え、
大判のパネルに仕上げて病院まで持ってきて下さる
K様は御年90歳になられます。
作成するにあたって色々とご苦労もあるかと
思われますが、今後の作品も皆楽しみにしております
ので、これからもよろしくお願い申し上げます。

 

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。