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【良 夜】2017年9月(第87回)

9月に入り、少しずつですが秋の気配を
感じるようになりました。
秋の虫たちの演奏会も、賑わいが
増してきたようです。
毎月素晴らしい作品を届けて下さるK様より
新作が届きましたのでご紹介いたします。

良夜01

旧暦8月15日の名月の頃を言うらしいですが、
昨今は9月半ばでも残暑がある。
でも夜は秋らしい蟋蟀(こおろぎ)も鳴いて秋めいてきます。
この季節を感じていただければ幸いです。

良夜02
 
金沢の友人からの写真、マミチャジナイ

良夜03

ムギマキ

良夜04

「立秋のおどろく風もなき暑さ」

芙蓉の隣で見かけた鶏頭花

良夜05

「ダリア咲きこの窓に空はみだしぬ」

黒姫山中腹のダリア園にて

良夜06

「ほろ酔ひの花こそよけれ酔芙蓉」

勝田の日曜菜園に咲いていた紅白の芙蓉の花

良夜07

「ゆらゆらと風を誘ふ芙蓉かな」

良夜08

「新涼や流れる雲も吹く風も」

印旛沼みんなの広場(風車)側から、師戸の
印旛沼公園の秋空を撮りました。

良夜09

「煮えたぎり日本列島夏終はる」

印旛沼師戸の堤防に群生する彼岸花です。

 

「リーン、リーン」と秋の夜長に響く
鈴虫の鳴き声ですが、一回「リーン」と
鳴くために40回も前翅(まえばね)を
こすり合わせているそうです。

 

また、鈴虫の鳴き声は周波数が高すぎて
電話越しには聞こえないとの事。
美しい鳴き声に癒しの効果もある鈴虫、
なかなか奥の深い生き物ですね。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。

 

小さな菜園

みなさん、ご存知でしたか
セントマーガレットの庭園に
小さな菜園があることを・・

 

当院のリハビリテーション科の職員たちが
患者さんの回復を願って、
患者さんの笑顔が見たくて、
はじめたプロジェクト。

菜園1

まずは、場所選びから・・・
土づくりから・・・
苗選びから・・・みんなでアイデアを出し合って、
ナス、ミニトマト。
この春、野菜づくりをはじめました。

菜園2

リハビリの一環の作業ですが、
まるで子育てのように、
愛情たっぷり、丹精込めて
その成長を見守りました。

 

今年の梅雨は雨が少なくて
気がかりでしたが、
夏野菜は、太陽が大好き!!

菜園3

本格的な夏の到来とともに
ぐんぐん伸び、茎を太らせ、
次々と花を咲かせ、
立派な実を結びました。

菜園4

そして収穫の時、
立派に実ったナスを、
両手で包んで愛おしそうに、
見つめる患者さんの姿。笑顔。

菜園5

この小さな菜園の野菜たちは、
わたしたちの愛情に立派に答えてくれました。

 

まるまると太ったナスは
どのように、お料理しましょうか・・・
きっと、きっと、今まで食べたナスとは
一味も、二味も違っているはず・・ですね。

菜園6

残暑の中にも秋の気配を感じる今日、
花の数も徐々に減り、
ひとつの夏が終わろうとしています。

 

今年の経験を生かし
また来年の野菜づくりが楽しみです。