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医療講演会「健康寿命を伸ばそう、フレイルに打ち勝とう」

5月17日(水)14時より
安宅「道順庵」さんで医療講演会を開催しました。

 

テーマと担当は
「健康寿命を伸ばそう、フレイルに打ち勝とう」
(救急科部長:田仕雅洋医師)です。 

医療講演会1
本講演会は、4月に当院に入職の
田仕医師が前任地の北海道でも
精力的に取り組んでいた内容です。
八千代市でもぜひ皆さんに
健康で長生きしてもらいたい
と企画されました。
最初に、
平均寿命と健康寿命の違いについて。
またフレイルというのは高齢期に生理的予備能力が低下した状態のこと。
筋力の低下、骨粗鬆症等で転倒しやすい。
寝たきりというのが一番顕著なフレイルです。
精神的なものでは認知の低下のことであり、認知症が代表的症状。

医療講演会2
よく言われる「ピンピンコロリ」
というのは男性に多い、
女性はそうはいかず
介護を必要とする期間が
男性より長いとのこと。
女性の参加者が多かったので、
皆さん「ふーん」と
ちょっと不満気な様子。
女性がそれだけ、丈夫で強いという事だそうです。
予防するには、食生活の改善、適度な運動、社会生活が大事。
筋肉を作るために高齢になると避けがちな(肉類)を
1日50グラムはとり、他のものはバランスよく摂取すること。
骨折のリスクを避けるためにはビタミンDを多く取り、太陽をたくさん浴びる事。
他にも、減塩のために「醤油をかけない」
「コンビニ弁当は味が濃いのでたべない」
「糖質が吸収されにくいものから食べる→三角食いは禁止、
穀類は最後など。」
今まで、常識と思っていたこともそうではないとわかり、
目からウロコ状態。
皆さん、うんうんと深く頷いておられました。

医療講演会3
そして、適度な運動
座っている時の姿勢、
猫背はいけない
ということで、皆さん
急に姿勢が良くなりました。
スクワットのやり方
(椅子に座る5センチ上の姿勢を15秒続ける)
正しいウォーキングのやり方、
なんと歩くだけでは肥満には効果があるが筋肉はつかないとのこと。
正しい姿勢で、歩幅を10センチ広げ、太ももを上げて歩く。
などなど・・・
社会生活では女性は薄化粧やお洒落をする、
女子会(カラオケ・井戸端会議)をする。
男性は退職後町内会、老人会の役員をして人と話す、
お金の管理をすること。

 

まとめとして
肉を食べ、筋肉トレーニングをして社会と積極的につながりを持つ。
太り過ぎはダメだが、痩せないこと。
「今すぐ始めましょう!!」
という事で
1時間の講演はあっという間に終わりました。

 

講演会後の感想は
「先生のお人柄が伺える大変素敵な講義でした。」
「とてもわかりやすく、楽しく学ばせていただきました。」
「とても良いお話で、もっと聞きたいと思いました、また機会があれば参加したいです。」
笑いを交えた田仕先生の講演は大好評の内に終了しました。

 

引き続き、セントマーガレット病院 ホームページもご覧ください。