私は、5階病棟で勤務する看護師です。
中国へのホームステイについてご紹介させていただきます。
5階病棟には、数名の中国人スタッフがいます。そのスタッフが帰国する
タイミングに合わせて私も一緒に中国へ行き、約1週間ほど
現地のご家族のもとでホームステイをさせていただきました。
中国の田舎の地域に行ったので、日本人が想像する中国らしい写真は
ありませんが、現地ならではの景色や食べ物、人々との交流を写真で
少しご紹介します。
タピオカミルクティーが120円位で買える物価だったので、太ることが
想像できてもついつい見かけると買ってしまいました。(笑)
日本もこれくらい安ければいいんですけどね。(笑)
私は自然が大好きなので、山に行ってきました。本格的な登山ではなく、
トレッキングなのですが外国人観光客はほとんど見ませんでした。
結構ニッチな場所だと思います。
中国に行く前は、「日本人とわかったら何か嫌なことを言われるのでは……」
という不安も正直ありました。ですが、実際に行ってみると、
そんなことは一度もなく、「こんな田舎まで来てくれてありがとう」と
喜んでくださる方ばかりで、皆さん優しかったです。(涙)
空港では搭乗に遅れそうなことをわかっていなかった私を、長い列の1番前に
割り込ませてくれたり、搭乗口まで300m位を走って案内してくれたりと
実際行ってみないと現地の人の雰囲気っていうのはわからないなと学びました。
語学面では、中国語がHSK4級、英語はTOEIC700点程度の状態で行きましたが、
「伝えたい!」という気持ちがあれば、意外となんとかなるものだなと感じました。
結局、パッションって感じです。(笑)
そして私は今年の5月にHSK5級を受験して、合格点と言われている180点以上
取ることができました。HSKは1級が初級、6級が最上級なので、語学を始めた
3年半前と比べると、少しずつですが前進できている実感があります。
中国語の勉強を始めたきっかけは、コロナ禍で働いていた技能実習生の方たちに、
少しでも安心してもらえるように、母国語で話しかけられたらいいなと思った
ことでした。コロナ流行時期かつ慣れない土地で働くのは計り知れない不安が
あるだろうと思い、もし私が彼らの母国語を話せたら少しは安心につながるのかなと。
「お節介かもしれないな」と思いながらも、地道に勉強を続けてきました(笑)。
働きながら勉強するのは結構大変で、特に4級から5級に上げるためにはかなりの
対策が必要でした。8ヶ月間テスト対策を続け、試験直前の1ヶ月は仕事がある日も
毎日1時間以上の勉強を続けていました。「なぜこんなに頑張れたんだろう」と
不思議にも思いますが、合格できたときは本当に嬉しかったです!
コロナ流行時に、言葉や文化の違う中で働いていた技能実習生の方々は、本当に
大変だったと思います。それでも働き、さまざまな壁を乗り越えてきた彼らを、
私は心から尊敬しています。
今後も私は私のできる範囲で、彼らのサポートをできたらいいなと思っています。
現在、5階病棟では、中国・インドネシア・フィリピンのスタッフがいますが、
他の病棟ではタイ・ミャンマーのスタッフもいます。この先もきっと様々な国の方と
働くことになると思うので、毎回大変なことがあると思いますが、その大変さも
楽しんでいけたらなと思っています!